大変ご無沙汰しておりました。
9月以降、本業の仕事が忙しく、なかなかマジック関係(ショップでの新製品の販売、ブログ)がおろそかになってしまい申し訳ございませんでした。昨年度はマジックグッズをほとんど購入していなかったのでレビューもしておりませんでしたが、最近色々と購入しましたのでちょっとずつ感想などを書きたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
missing
すでに色々なサイトでレビューが書かれていますね。
結論から書きますと『良かった』です。
もとになる原理は知っている方もいらっしゃると思います。本を通じて私も知っていました。K-SYSTEMとの組み合わせを考えていたこともあります。
ところが、最初に動画を見て(動画はmissingを購入すると見れます)引っかかってしまいました。解説書を読んで「あぁ、あの原理か!」と思った次第です。観客がシャフルを含めほとんどの操作をしますので、不可能性が高くかなりクリーンです。さらに、舞那さんによる追加作品も楽しく読むことができました。hunterという同じ原理ともう1つの原理を組み合わせた作品が紹介解説されていますが、これがまた秀逸です。missingよりこちらの方が一般受けすると思います。一般の観客には、単なるカード当てよりは(それがシンプルな手順で不可能性が高いとしても)、ちょっとひねった演出を加えたものの方が受けますからね。
いずれにせよ、このmissingは、色々と応用が効き自分の手順が作れるものなので、解説を読んだ後も楽しみが続くよい作品だと思いました。
2011年01月09日
missing
2010年08月16日
KYOTOデック
これは結構前から発売されていました。今回DVDがついて、益田師のATTOから発売されることとなりました。
マリック師がこのデックを使っているのを何回も見たことがあります。最初に見たときは、どのようにしてフォースしているのか全然わかりませんでした。あとになって、このデックを使っていることがわかりました。
デックを観客に渡し、シャフルしてもらってからでフォースできるので強力です。
仕掛けはシンプルです。「このネタをここに使ったのか?!」という感じです。
みなさんにおすすめできる強力なフォーシングデックです。
さらに、8月下旬にGIONデックなる商品が発売されるようです。動画をどうぞ!
2010年07月03日
新商品のご案内
6月30日から次の3点を販売しております。
◎ビデオ・マインド 第1巻 日本語字幕 オリジナル考察付
かなり価値あるオリジナル考察付きです!
定価はオリジナル考察+送料見合い分を含んでいます。
予約分で在庫切れになりました⇒7月7日入荷予定 現在ご注文受付中です。
なお、7月7日入荷分で販売終了の予定です。
◎Desert Brainstorm DVD 3巻セット (セール)
在庫も少なくなってきました。お早めに!
◎Incredible Self-Working Card Tricks DVD 6巻セット (セール)
超お買い得。これも在庫が少なくなってきています。
2010年06月25日
ある商品紹介文
「片面にESPのシンボルがプリントされている5枚の黒のボードがあります。 これを観客によく示し、手渡してよく切り混ぜてもらいます。 マジシャンは後ろ向きになり、観客に好きな1枚を選んで右ポケットに隠してもらいます。 そして、残りのボードは全て左ポケットに入れてもらいます。 この不可能な状態で、なんとマジシャンは観客が選んだシンボルをズバリ言い当ててしまうのです。」
このマジックが、3000円弱で買えるなら買いでしょう!?
買って解説読んでびっくりしました。この紹介文には省略があります。
みなさんもどう省略されているのか考えてみて下さい。
正解?は次のようになります。
「片面にESPのシンボルがプリントされている5枚の黒のボードがあります。 これを観客によく示し、手渡してよく切り混ぜてもらいます。そして、5枚のボードを裏向きに重ねてもらいます。 マジシャンはその5枚のボードを受け取ります。そして、観客に1から5のうち好きな数字を言ってもらいます。例えば3だとします。マジシャンは、5枚のボードを重ねたままの状態で、観客に渡します。後ろ向きになり、3枚目のボードを右ポケットに隠してもらいます。 そして、残りのボードは全て左ポケットに入れてもらいます。 この不可能な状態?で、なんとマジシャンは観客が選んだシンボルをズバリ言い当ててしまうのです」
マジックでないところで、びっくりさせてもらいました。
2010年06月13日
monthly Magic Lesson vol.60
その際、解説されている作品が2点あります。
◎さいきっくぺんしる
お札をレシートなどの小さな紙でカバーしてから、鉛筆を突き刺しますがお札には穴があいていないといううマジックです。これは様々なバリエーションがあります。ギミックを使うもの、使わないものなど様々です。今回は、ギミックを使いません。また、お札の折り方も斜めに折るようなことはありません。さらに、非常にインパクトがある状態で鉛筆が貫通している状態を見せることができます。即席マジックとして重宝しそうです。
◎石の力
観客が描いた図形を当てますが、ほぼ不可能な状態で当てます。実際には2段階のマジックになっています。これは、師の『魔法使い主義』という本で紹介されていて、すでに読んでいましたが、実演を見るのは始めてです。原理を知らない方には、本当に不可能に思えるでしょう。1つ1つの動きに無駄がなく、怪しさが全くありません。
この2点だけでも、十分に価値があります。おすすめです。
さらに、ゆうきとも師のマジックや対談など本当に盛りだくさんの内容です。
2010年05月30日
新製品のお知らせ
Mind Mysteries vol.1 日本語字幕 オリジナル考察付
5月31日発送開始です!(予約受付中)
オリジナル考察付きです!
定価は送料見合い分を含んでいます。
このDVDが英語版として発売されてから5年以上の時間が経っています。英語版をすでにお持ちの方も多いでしょう。私も持っています。今回、日本語字幕付で久しぶりに見直しましたが素晴らしい内容でした。
ぜひこの日本語字幕版をお買い求め下さい。
メンタルマジックで大切なことは現象よりも、演出、会話(セリフ)なのです。このあたりが、字幕付きだと大変よくわかります。さらに、解説においてもオスタリンド師は大切なことをたくさん述べています。
一番下のの動画をご覧になれば、その素晴らしさがわかっていただけると思います。
さらに当店では、「オリジナル考察」の原稿をお付けします。この原稿の中で、DVDの中の作品『センターテア』におけるセリフ、演出についての考えを述べさせていただいています。センターテアが単なる当て物でないようにするにはどうしたらよいかなど、皆様の参考になれば幸いです。
以下は、DVD発売元からの商品紹介からです。
本当に頭の中を読みとられたとしか思えないメンタル・マジックの連発!
しかし「メンタル・マジック」のイメージからはかけ離れた、爆笑と興奮で盛り上がるショー。怪しさの一切ない流れ、マジシャンでもタネが分からない巧妙さ、当意即妙な観客とのやりとり。人によってはマックス・メイビンよりもリチャード・オスタリンドをこそ世界最高峰メンタリストと呼びますが、これを見ればその評価が誇張ではないことが分かるでしょう。
【収録内容】
■バンク・ナイト
長年の経験から客受けが保証され、どんな客層にも受け入れられるオリジナル・マジック。どんなショーにでもオープナーとして最適。
■センターテア
マジシャンの間で話題になった究極のセンターテア。
その詳細をすべて解説します。スローでも周囲を囲まれていても演技可能。破った紙をすべて観客に手渡せます!
■レーダー・デック
4人の観客にデックをざっと見てもらい、好きなカードを覚えてもらいます。その状態からすべてのカードを当ててしまいます!質問を一切しないで特定しているように見える巧妙な秘密をついに公開!
■ウォッチ・ルーティン
1人の観客に好きな時刻を思い浮かべてもらい、もう1人の観客に腕時計の針を裏向きで適当にまわしてもらいます。まずマジシャンはその時刻を当て、それから時計を見ると、見事にその時刻になっています!即興で、借りた腕時計でも演技可能!
■ソート・スキャン
250ドルで商品化されていたマジックを完全解説。もし超能力者が本当に人の頭の中を読みとるとしたら、こんな風になるでしょう
■マガジン・テスト
ショーのクライマックスで演じられるマジック。観客に雑誌のページを自由に選んでもらい、後ろ手で適当にマルを書いてもらいます。その言葉を予言してしまいます!
■リンキング・フィンガー・リング
観客から借りた3本の指輪が、つながってしまう!このクラシック・マジックは様々なマジシャンがカバーしていますが、オスタリンドの手順が最もクリーンで不思議だと言われています。その秘密を詳細に解説!
2010年05月16日
おみくじ箱
以前、予言の書き方で触れました『おみくじ箱』です。
ネタは予想通りでしたが、大変良く出来ています。
現象はご存知の方も多いと思いますが、おみくじ箱に1から40までの数字の書いた棒(ステック)を入れて、蓋をしてよく混ぜ、小さな穴から棒を1本取り出します。その棒に書かれた数字が予言されているというものです。
大切なことは、このマジックをどのように使うかということでしょう。
単に、次に出てくる棒の数字を予言するというのであれば、箱に何か種があることを観客に伝えているようなものです。まず、マジックの途中におみくじ箱というは、あまりにも唐突過ぎるのではないでしょうか?おみくじ箱が出てきた時点で、かなりあやしいです 汗 普通、おみくじ箱なんて持っていませんから。
おみくじ箱が主役になっていはいけないと思います。なるべく目立たぬよう脇役で・・・。
トランプという洋式のものに、おみくじという和式も組み合わせも合わないですよね。
演出が大切だと思います。例えば・・・・・!
2010年04月18日
One
4色の色がついた紙があります。4人の観客に、それぞれ1枚ずつ紙を持っ1列に並んでもらいます。その後、自由に並び直してもらいますが、その色の並びが予言されいます。
詳しくはこちらからどうぞ。(フェザーさんの商品ページ)
商品の感想の前に・・・
マジックを購入するというのは、ある意味アイデアを購入するということだと思います。この感覚がないと、「どうしてこのネタで、こんな値段になるんだ?」となってしまいます。マジック自体の原価はほんの少しです。ほとんどがアイデア料といっても過言ではないでしょう。(もちろん、素晴らしい加工が施された商品もあります。)
そして、メンタルマジックにこの傾向が強いように思えるのです。それは、メンタルマジックがアイデア勝負だからなのかもしれません。
この『One』も、ほとんどがアイデア料です。あとは、アイデアと定価がつりあっているか?ということです。これは、個人の考えに大きく左右されると思います。私自身はつりあっていると思いました。このアイデアは強力です。と同時に、なぜ気づかなかったのだろうと悔しい思いもしました。結構近いところまでは、以前考えたことがあるのですが・・・残念!
応用が効くアイデアで、メンタルマジックにはもってこいです。
このアイデアが、5985円の価値があるかないかは、さっきも書きましたように、その人の価値観によるでしょう。
2010年04月05日
ナッシング<日本語版>
実は、英語をすでに買っていました。
印象としては、「普通」ぐらいだったのですが・・・。
今回、日本語版(日本語字幕)を見て感動しました。
素晴らしい内容です。(と同時に、英語でちゃんと聴くことができていたらなぁと思いました。 涙)
1つ1つの作品は、マニアの方なら想像がつくものが多いのですが、DVDの構成が素晴らしいと思いました。師自身も言っていますが、このDVDは、個々の作品の解説ではなく、1つのショー全体の解説だと。
それぞれの作品をゲストを交えて解説している部分も大変参考になりますが、ショーの映像を流しながら、師が一人で解説している部分は秀逸です。ショーの途中で、観客を観察し、せりふを組み立て、次の行動をどうするか など師がどのように考えているかがよくわかります。ここまで考えているのかと感心しました。単に、作品1つ1つをこなしているのではないのです。
すでに英語版DVDをすでにお持ちで、英語が苦手であまり面白いとは思わなかった方にも、(ちょっともったいないですが)お奨めします。
何回も見ようと思うDVDです。
2010年03月21日
Outta-sight
デックの端を輪ゴムで縛って、観客に渡します。観客に好きなところでデックを分けてもらい、カードを1枚覚えてもらいます。これを3人ぐらいの観客にくり返してもらいます。演者はなんの質問もなく3人が覚えたカードを当ててしまいます。
今までのトスアウトデックと違って、
◎カードの改めができます。
◎何の質問もなく、どんどん観客のカードについて絞っていきます。
「あなたのカードは黒いカードですね?」
「あなたのカードは◯◯ですね?」
など。
観客は決して途中で「いいえ」とは言いません。
フェザーさんで購入しました。
解説を読んで「なるほど」と思いました。メンタルマジックらしいアイデアと巧妙な手順が素晴らしいです。
値段も高くないし、コストパフォーマンスは高いです。
また、この『Outta-sight』のアイデアは色々と応用が効くと思います。
気を付けるとすれば、ある程度の人数が集まっていないと演じにくいということです。10人ぐらいはいてほしいですね。